チャベック著 千野栄一訳
SFの古典。ロボットが感情を持ち反乱を起して、人間を滅ぼしてしまう。戯曲。
話自体は単純でありふれたもの。それは時代が過ぎたためで仕方ない。だが面白い。キャラがしっかり立っているというか、登場人物はみんな変なんだけど変が面白い。何かネジがずれてる。女性の描き方が19世紀前後の小説の典型的な女性像で笑えた。美人なんだけど愚かで感情でのみ行動する、わざとそういう描き方しているんだろうけど。ヘレナ、うざすぎて面白い。
チェコの小説家だし、思想とかいろいろありそうだけれど、そういう事考えずに一度読んでほしいと思う。小説も面白いけど、舞台で見てみたい。アニメーションでもいいと思う。チェコの人形アニメでぜひ。
2010年4月4日日曜日
2010年4月3日土曜日
ユニオン・クラブ綺談 (創元推理文庫)
アイザック・アシモフ著 池 央耿訳
爺さんの推理自慢。過去に起こったという事件をいかに自分が解決したかを語る。
一話一話が短いので読みやすい。推理も分かりやすい。私のような推理ダメダメな者にも楽しめる。ただ推理の内容が英語の文字等に関わるものが多目で、英語ダメな私にはさっぱりな話もあった。本格派の推理小説を望む人向きではないと思う。
情報機関での推理話が多いのだが、一般人が持つ情報機関のイメージのままで信じてしまいそう。難事件を誰かに相談するかどうかは別にして、こういう事件は実際ありそうと思わせるのはうまいなー。
ただ、どうしてもヘンリー ( 黒後家蜘蛛の会 ) と比較してしまう。正直、ヘンリーの方が面白い。何というか結末に爽快感を感じなくて。うーん。
爺さんの推理自慢。過去に起こったという事件をいかに自分が解決したかを語る。
一話一話が短いので読みやすい。推理も分かりやすい。私のような推理ダメダメな者にも楽しめる。ただ推理の内容が英語の文字等に関わるものが多目で、英語ダメな私にはさっぱりな話もあった。本格派の推理小説を望む人向きではないと思う。
情報機関での推理話が多いのだが、一般人が持つ情報機関のイメージのままで信じてしまいそう。難事件を誰かに相談するかどうかは別にして、こういう事件は実際ありそうと思わせるのはうまいなー。
ただ、どうしてもヘンリー ( 黒後家蜘蛛の会 ) と比較してしまう。正直、ヘンリーの方が面白い。何というか結末に爽快感を感じなくて。うーん。
2010年4月2日金曜日
ゴンクールの日記 下 (岩波文庫)
斎藤一郎編訳
ゴンクール兄弟の私生活、取り巻く世相、宮廷、芸術家の面々が日記に描き出されている。
作家、いや芸術家の自己顕示欲の凄まじさ。ゾラ、顕示欲の固まりのように描かれていて、ちょっと笑えた。有名作家が一般常識から外れた事をブログで威張って書いて話題になる事あるけど、これを読むと "そういう人たちなんだ" と理解できる。一般人は関わるべき世界じゃない。よくこんな世界に生きてるな、想像つかない。
この日記の出版がよくできたなと思う。反発喰らうのは目に見えているのに、怖くなかったのだろうか。ゴンクール本人の意図がどうであれ、書かれた側がどう受け取るかはわからないのだし、実際告訴されている。
今回の文庫は抄訳だが、元々の日記自体全て出版されているわけではないそうだ。もう百年経っているのだから公開してほしい。子孫は芸術家のイメージというけど、百年経って名前が残っている人物は性格も素行も研究されているし、消えた人物は再浮上のチャンスじゃないか?
ジャーナリズムについて、ゴンクールは日記上で常に攻撃を受けていたように述べている。失敗すると攻撃され、出来が良いと批評されないと。述べられている通りだとすると、今も昔もジャーナリズムは変わらないということだ。何公平顔しているんだろう。
とても面白く読めた。下巻は日本の話も多く述べられていて、興味深かった。
ゴンクール兄弟の私生活、取り巻く世相、宮廷、芸術家の面々が日記に描き出されている。
作家、いや芸術家の自己顕示欲の凄まじさ。ゾラ、顕示欲の固まりのように描かれていて、ちょっと笑えた。有名作家が一般常識から外れた事をブログで威張って書いて話題になる事あるけど、これを読むと "そういう人たちなんだ" と理解できる。一般人は関わるべき世界じゃない。よくこんな世界に生きてるな、想像つかない。
この日記の出版がよくできたなと思う。反発喰らうのは目に見えているのに、怖くなかったのだろうか。ゴンクール本人の意図がどうであれ、書かれた側がどう受け取るかはわからないのだし、実際告訴されている。
今回の文庫は抄訳だが、元々の日記自体全て出版されているわけではないそうだ。もう百年経っているのだから公開してほしい。子孫は芸術家のイメージというけど、百年経って名前が残っている人物は性格も素行も研究されているし、消えた人物は再浮上のチャンスじゃないか?
ジャーナリズムについて、ゴンクールは日記上で常に攻撃を受けていたように述べている。失敗すると攻撃され、出来が良いと批評されないと。述べられている通りだとすると、今も昔もジャーナリズムは変わらないということだ。何公平顔しているんだろう。
とても面白く読めた。下巻は日本の話も多く述べられていて、興味深かった。
2010年4月1日木曜日
若きウェルテルの悩み (岩波文庫)
ゲーテ著 竹山道雄訳
空気が読めない男が愛に苦しみ、自殺する話。
悲劇、うん悲劇なんだけど笑えた。本当に私はこういうの向いてない。ウェルテル、最初から最後までロッテとやりたいと言っているとしか思えなかった。p138「もし誰かがあの男の逃亡を幇助することがあったら、それを不問に付していただきたい」逃亡させたいけど、自分は罪に問われたくない。しっかり逃げをうってる。あとp112からの妄想レイプ野郎の話の辺りなどは爆笑した。しかし文章次第でレイプも芸術的になるのだ。感心した。
ロッテも夫は夫で置いといて、お気に入りのウェルテルも側に置きたい、結局一番ヤバい自己中心型、でも何とか自分を安全圏に置こうとしている。とにかく普通の人アルベルトが気の毒な話だった。嫁さんに恵まれなかった悲劇。
この本が出版されて自殺が流行したと解説にあるけど、ナルシス多い時代だったんだ。いや、今もタレントの後追い自殺とかあるから変わらないか。本、映像なんかで影響されても、生活に戻って食事してトイレで大きいのしてなんてしてたらバカらしくならないかな?
空気が読めない男が愛に苦しみ、自殺する話。
悲劇、うん悲劇なんだけど笑えた。本当に私はこういうの向いてない。ウェルテル、最初から最後までロッテとやりたいと言っているとしか思えなかった。p138「もし誰かがあの男の逃亡を幇助することがあったら、それを不問に付していただきたい」逃亡させたいけど、自分は罪に問われたくない。しっかり逃げをうってる。あとp112からの妄想レイプ野郎の話の辺りなどは爆笑した。しかし文章次第でレイプも芸術的になるのだ。感心した。
ロッテも夫は夫で置いといて、お気に入りのウェルテルも側に置きたい、結局一番ヤバい自己中心型、でも何とか自分を安全圏に置こうとしている。とにかく普通の人アルベルトが気の毒な話だった。嫁さんに恵まれなかった悲劇。
この本が出版されて自殺が流行したと解説にあるけど、ナルシス多い時代だったんだ。いや、今もタレントの後追い自殺とかあるから変わらないか。本、映像なんかで影響されても、生活に戻って食事してトイレで大きいのしてなんてしてたらバカらしくならないかな?
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