チャベック著 千野栄一訳
SFの古典。ロボットが感情を持ち反乱を起して、人間を滅ぼしてしまう。戯曲。
話自体は単純でありふれたもの。それは時代が過ぎたためで仕方ない。だが面白い。キャラがしっかり立っているというか、登場人物はみんな変なんだけど変が面白い。何かネジがずれてる。女性の描き方が19世紀前後の小説の典型的な女性像で笑えた。美人なんだけど愚かで感情でのみ行動する、わざとそういう描き方しているんだろうけど。ヘレナ、うざすぎて面白い。
チェコの小説家だし、思想とかいろいろありそうだけれど、そういう事考えずに一度読んでほしいと思う。小説も面白いけど、舞台で見てみたい。アニメーションでもいいと思う。チェコの人形アニメでぜひ。