2014年4月22日火曜日

宇宙ランデブー (ハヤカワ文庫)

アーサー・C・クラーク著 南山宏訳
太陽系に突如現れた謎の物体「ラーマ」(地球人命名)。ついに宇宙人とのランデブーかと思いきや…。
内容紹介

 あくまで私の印象なのだけど、アーサー・C・クラークの作品は全体に淡々としていると感じる。悪い意味ではない。叙情詩といってもいいかな。特にこの作品ではそれを感じた。内容は起伏に富んでいるし、ラーマの内部の探検は私たちに別世界を体験させてくれる。あ、そっか、敵が存在しないからか。まだまだこの作品は序盤で、いずれ続きを読んでいくつもりなので、またその時に。で、クラークって本当に海が好きなんだ。

今日の積ん読

砂男/クレスペル顧問官 ホフマン 光文社古典新訳文庫
変種第二号 フィリップ・K・ディック ハヤカワ文庫
にょっ記 穂村弘 文春文庫

 あら、2月から買ってなかったんだ。なかなか読む時間が少ないのも泣き所。異動で勤務時間が変わるし、自分で時間の裁量がきく仕事になるから、昼休みも人の居ない時間狙えってもう少し読めるようになるだろう。どうしてもパート同士のおしゃべりというお付き合いはあるのです…。 
 フィリップ・K・ディックの短編集は地道に出版されています。ファンとしてはとても嬉しい。「砂男/クレスペル顧問官」はなぜ買おうと思ったのだろう??「にょっ記」は新聞の本のコーナーで紹介されていた。穂村氏のエッセイも作品も好きなんだ。あと、漫画だけど「ローゼンメイデン10」を購入。ついに最終巻。長いおつきあいだったわー。最後の落ちは賛否両論あるけど、私としてはいいんじゃないかな、と思った。ちょっと絵が荒れている気もしたけど…。
 あと、アフリエイトっていうのを始めようかと。 はっきり言うと貧乏なんです。別の生活ブログに色々書いているけど…。ま、読んでいる人が居るのか非常に疑問なブログですけど。

2014年4月4日金曜日

遊星よりの物体X (アイ・ヴィー・シー)

監督 クリスチャン・ナイビー
(カバー裏より抜粋)極寒の極地に強烈な放射能を放つ空飛ぶ円盤が墜落した。ー中略ー 恐るべき姿を現した生命体を放置すれば人類は絶滅する。

 「遊星からの物体X」はこの作品のリメイク版で、原作はジョン・W・キャンベルの「影が行く」 。1951年制作の作品なのでツッコミどころは多いのですが、そういう事は無視しておけば、楽しめる作品です。配役などはありがちで、ちょっといっちゃってる科学者…こいつが生き残ったのが気に入らない…正義感の強い軍人とその恋人、その他大勢と物体Xといえばワンちゃんたち。モノクロの画面は夜の場面を際立たせ、黒い衣装の物体Xへの恐怖を盛り上げてくれます。ちょっと物体Xがフランケンシュタインの怪人みたいだったのは時代だから仕方ないか。SFもののセオリーをキチンとこなした作品です。現代のSFXやCGとは違う良さがあると思います。古いSF作品に私が好感を持つのは、昨今の作品の後を引くというか次回作を意識したエンディングではなく、きっちり終わらせてくれるところかな。「遊星からの物体X」は有名な名作ですが、原作の「影が行く」も名作なので、ぜひご一読を。

2014年3月19日水曜日

一枚の絵から 日本編・海外編 (岩波書店)

高畑勲著
(内表紙より抜粋) 漫画映画監督である著者は、美術への強い関心から、こまめに展覧会に足を運びー中略ー思いと興味はいろいろに、一枚の絵から広がる豊かな世界。

 まず、内表紙の「漫画映画監督」に引っかかった。漫画とアニメは別物だろ…。全然分かってない奴が紹介文書いてるだろ…。
 日本編・海外編それぞれ一冊になっている。 著者が自分の気に入っている作品について考えを述べている…というかエッセイっぽいかな。私は油絵はあまり好まないので、どうしても日本編のほうを面白く思った。絵巻っていいよねー。一度私自身も現代絵巻みたいなものを作ってみた経験があるのだけど、難しかった。でも、漫画やアニメと違う良さがあるのよ。あと、徳川家康の肖像画。なにかで観た覚えがあるのだけど、その由来を初めて知った。他にもこんな面白い作品があるんだ、と興味を湧かせてもらった。あー美術館とか行きたい。本当にご無沙汰だ。海外編もインド、中国の作品はいいなー。エル・グレコの「受胎告知」、誰か漫画家の絵に似ている。この作品自体が漫画チックに思えた。他にも幅広く収められているので、興味のある方、監督のファンの方はぜひ。