デーブ・グロスマン著 安原和見訳
(カバー裏より抜粋) 戦場というリアルな現場の視線から人間の暗部をえぐり、兵士の立場から答える。
驚いたのは第二次世界大戦以前の発砲率は低かったと。どうしても映画などの影響で鉄砲をバンバン撃って人がバタバタ倒れるイメージが強い。そして「突く」という行為への嫌悪感。へーへーへーでした。自分が死ぬことではなく、人を殺すことへの嫌悪感。実際の現場に立ったことのない人間には当然理解できないことです。そして、その嫌悪感を減らすためのプログラム…。映画やゲームの影響も述べられています。そこら辺りはどうなんだろ?みたいな感じもあります。…ゲームにもよるけど。薬剤も使われている…。ゾッとする。間に空間があると嫌悪感が減るというのは理解できます。最近の戦争…のイメージは米国・欧州側が空爆で、その相手側がテロ・白兵ですね。
良書です。でも非常に気分が悪くはなりました。
2015年1月16日金曜日
2015年1月12日月曜日
服従の心理 (河出文庫)
スタンレー・ミルグラム著 山形浩生訳
(カバー裏より抜粋)権威に服従する際の人間の心理を科学的に検証するために、前代未聞の実験が行われた。通称、アイヒマン実験
人間の服従について調査する「アイヒマン実験」。すごく興味深い。簡単に説明すると、参加者が先生の指示に従って、犠牲者に電撃を加えるというもの。さて、私ならどうするのか??参加者によっては、ちょっと「ゾッ」とすることも…。逆にきっちり抗議する人もいる。私は…きっと「こんなことするの嫌だ」といいながら、言われた通りやるかも…。きっちり拒否できる自信がない。
実験は条件を色々変えて行われますが、基本は同じ。その結果から色々考察されています。この実験に関して色々批判があったようで、「アメリカ人はこんな非人道的なことはしない」というのが根本にあったようです。…マジで言ってるのか??アメリカ人…本当にそう思いました。こうした批判は論外として、訳者が後書きで批評をしてみえます。それもまた興味深い。お勧めの一冊。で、今「戦争における「人殺し」の心理学」を読み始めました。続けて読むと色々考えさせられて、可哀想な頭脳の私を混乱させてくれています。
(カバー裏より抜粋)権威に服従する際の人間の心理を科学的に検証するために、前代未聞の実験が行われた。通称、アイヒマン実験
人間の服従について調査する「アイヒマン実験」。すごく興味深い。簡単に説明すると、参加者が先生の指示に従って、犠牲者に電撃を加えるというもの。さて、私ならどうするのか??参加者によっては、ちょっと「ゾッ」とすることも…。逆にきっちり抗議する人もいる。私は…きっと「こんなことするの嫌だ」といいながら、言われた通りやるかも…。きっちり拒否できる自信がない。
実験は条件を色々変えて行われますが、基本は同じ。その結果から色々考察されています。この実験に関して色々批判があったようで、「アメリカ人はこんな非人道的なことはしない」というのが根本にあったようです。…マジで言ってるのか??アメリカ人…本当にそう思いました。こうした批判は論外として、訳者が後書きで批評をしてみえます。それもまた興味深い。お勧めの一冊。で、今「戦争における「人殺し」の心理学」を読み始めました。続けて読むと色々考えさせられて、可哀想な頭脳の私を混乱させてくれています。
2015年1月5日月曜日
古代文明と気候大変動 (河出文庫)
ブライアン・フェイガン著 東郷えりか訳
(カバー裏より抜粋) 洪水や干魃などの大災害に対する現代文明の脆弱さに警鐘を鳴らす、壮大な人類史。
「頻繁に起こる小規模な気候の脅威から身を守ろうとして、われわれはむしろ稀にしか起こらない大災害にたいして、いっそう無防備になりつづけているのである。」(p17より)
この文章が全てを現している。
私が実感しないところで少しずつ変化は起こっているのだろう。日本は大きな変化のなかで、どのように変わっていっているのだろうか。変化が本当に実感となったとき、私には…大半の日本人には逃げ場はないだろう。
気候の大変動と歴史…人類の移動、文明の崩壊との関係について書かれているのだけれど、とても分かりやすく面白い内容です。なるほどと思うところあり、もうちょっと考えたいところあり。どうしても生活の中では現在の気候に振り回されてしまいますが、たまには大きな視点で考えるのも悪くないと思います。
(カバー裏より抜粋) 洪水や干魃などの大災害に対する現代文明の脆弱さに警鐘を鳴らす、壮大な人類史。
「頻繁に起こる小規模な気候の脅威から身を守ろうとして、われわれはむしろ稀にしか起こらない大災害にたいして、いっそう無防備になりつづけているのである。」(p17より)
この文章が全てを現している。
私が実感しないところで少しずつ変化は起こっているのだろう。日本は大きな変化のなかで、どのように変わっていっているのだろうか。変化が本当に実感となったとき、私には…大半の日本人には逃げ場はないだろう。
気候の大変動と歴史…人類の移動、文明の崩壊との関係について書かれているのだけれど、とても分かりやすく面白い内容です。なるほどと思うところあり、もうちょっと考えたいところあり。どうしても生活の中では現在の気候に振り回されてしまいますが、たまには大きな視点で考えるのも悪くないと思います。
2015年1月3日土曜日
人間以前 (ハヤカワ文庫)
フィリップ・K・ディック著 大森望編
(カバー裏より抜粋) 人間と認められるのは12歳以上、12歳未満の子供は人間と認められず、狩り立てられてしまう…
正直再録が多いです。表題作も読んでいますから。私程度で読んだ作品が多いのですから、詳しい方にはどうなんだろ。でも初めて読む作品も多い。 「この卑しい地上に」は好きになった作品です。ありきたりのラストでは、と言われそうだけど、ストーカーの究極ですよね。ストーカーの理想型なのかも。
再録が多いとは言いましたが、ディックの狂った感は堪能できます。でも「新世代」はちょっとありきたりかな。
(カバー裏より抜粋) 人間と認められるのは12歳以上、12歳未満の子供は人間と認められず、狩り立てられてしまう…
正直再録が多いです。表題作も読んでいますから。私程度で読んだ作品が多いのですから、詳しい方にはどうなんだろ。でも初めて読む作品も多い。 「この卑しい地上に」は好きになった作品です。ありきたりのラストでは、と言われそうだけど、ストーカーの究極ですよね。ストーカーの理想型なのかも。
再録が多いとは言いましたが、ディックの狂った感は堪能できます。でも「新世代」はちょっとありきたりかな。
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