ミヒャエル・エンデ著 上田真而子・佐藤真理子訳
(カバー裏より抜粋) 少年バスチアンが読んでいた本の中のファンタージエン国は、正体不明の<虚無>におかされ、滅亡寸前に。
物語の内容と現実が少しずつリンクしていく。そして登場人物が、またそれぞれの物語を編み出していく。本当にはてしない物語。上巻では、アトレーユの冒険を読む少年バスチアン。下巻は物語の中に入った少年バスチアンの成長物語。バスチアンがだんだんと絶対感から傲慢になっていく様子は心が痛い。とても人間らしいし、まだ子供だしね…。もちろんハッピーエンドで終わるけど、その過程がとてもいい。大人も子供も楽しめると思う。