フィリップ・K・ディック著 大森望編
(カバー裏より抜粋)本邦初訳作「ミスター・スペースシップ」に「非O」「フード・メーカー」の短篇集初収録作ほか、全10篇を収録した傑作選。
わざわざ映画に媚売ってタイトル変えなくてもいいのに。仕方ないか、出版社も大変だろうし。この短篇集は地球は誰のものか?みたいなテーマが多いような気がした。個人的に好きだったのは「訪問者」「地球防衛軍」。核のために原地球人は防具なしでは活動できなくなった世界、かたや論理的なロボットが地球を守っていた世界。面白いな、と思った。「吊るされたよそ者」他の短篇集で読んだ気がするけど、後味悪いというか、怖いよー。