アーサー・C・クラーク著 中村融編 浅倉久志・他訳
(カバー裏より抜粋)人類のために奮闘する異星人たちを描いた表題作の他、 …中略… 大戦中の空軍士官クラークの体験をつづるエッセイ、年譜などを収録した日本版オリジナル短篇集第一弾。
日本版オリジナル短篇集ということで、過去に出版されている作品集とダブっている作品はある。けれど作品集初収録の作品もあるし、いままでクラークの著作を読んだことのない人も手始めにはいいのではないかと思う。気に入った作品の感想。表題作「太陽系最期の日」オチでの「あの種族はこうと決めたら梃子でも動かない種族だと虫が知らせるんだ」に笑った。地球人類を救出した後大変だろうな、とその後を想像して笑える作品。「歴史のひとこま」何の映画を見たんだろう??。現代の考古学の偉い人達のこともちょっと考えた。大変だな…。「かくれんぼ」大してSFを知らない私が言うのは失礼になるのかもしれないけど、分かり易くて楽しめるきちんとしたSF作品。