ファン・ヘネップ著 綾部恒雄・綾部裕子訳
(カバーより抜粋) ファン・ヘネップは儀礼をはじめて体系的に論じた。ー中略ー 儀礼研究の出発点となった人類学の古典。
本屋でちら見して面白そうだから買ってみた。岩波文庫の白だったので、読めるか不安だったけれど、読み易くて分かり易かった。人が所属する社会の中で年齢、身体の変化、境遇の変化によって立場などが変わる時に行われる儀礼について述べてある。どのようなことが行われるか、その意味、類似の儀礼等、人類学がちょっと好き、な人にお薦め。日本でも該当する儀礼は多々ある。お宮参り、七五三、成人式、入学式や卒業式も当てはまるのかな。それらの儀式について考えてみるのも面白い。