アーサー・C・クラーク著 中村融編 浅倉久志・他訳
(カバー裏より抜粋) 名作「海底牧場」の原形短篇、キリスト生誕を告げた星の正体を探るエッセイや年譜などを収録した短篇集第二弾。
面白かったのは「星」。エッセイ「ベツレヘムの星」を元にした小説。イエス・キリストが誕生した時、星が流れたのだよね。私はキリスト生誕の物語には詳しくはないのですが、星が流れて博士が来たみたいな物語だったような。で、著者が描いた物語のような可能性もあるわけだ。ネタバレ…ここまで有名な著者の短篇ならネタバレも何もだけど…超新星ノヴァの可能性…。あと「幽霊宇宙服」。これは別の短篇集で読んだことがある。オチが可愛いのよ、とっても。「時間がいっぱい」は何か気持ち悪い。気持ち悪い備写があるわけではないけど、破滅までの時間、引き延ばされた時間って考えると、イライラして嫌な気分になる。