2013年7月16日火曜日

岡本綺堂随筆集 (岩波文庫)

千葉俊二編
(カバーより抜粋)江戸の風情の残る東京の町と庶民の日常生活、旅の先々で出会った人々、自作の裏話ー穏やかな人柄と豊かな学殖を思わせる。情感あふれる随筆集。

 淡々とこの著者らしい語り口…でも内容は中々…関東大震災に被災されていたんだ。旅の話、生活での話、海外留学、劇団、歌舞伎…恐ろしく幅広い。でも、別に肩肘はって読む物ではない。拷問や敵討ちの話は興味深く読んだ。思っていたのとはちょっと違うな。どうしてもドラマ、小説の影響を受けてしまうからね。