フィリップ・K・ディック著 佐藤龍雄訳
(カバー裏より抜粋) 時間理論を応用してつくられた超高速移動機の内部に亀裂が発見された。そこからは別の時間、別の世界が覗き見られるという…。
ディックの日本未発表作品!!ということで飛びつきました。で、感想は?作品という鍋の中に色々材料と言う名の要素を放り込んで、とりとめが無くなったのでは?という印象でした。面白いといえば面白いのだけれど。有色人種と白人、人口冬眠、別の進化を遂げた世界、移民、異世界の住民への徹底した差別意識…面白いキーワードだらけなんだけど。しかし、ビル・スミスはこちら側に残ってどうするつもりだろう。