アガサ・クリスティ著 三川基好訳
(カバー裏より抜粋) 残忍な殺人事件は平穏な海辺の館で起こった。ー(中略)ー人の命を奪う魔の瞬間 "ゼロ時間" に向けて着々と進められてゆく綿密で用意周到な計画とは?
登場人物それぞれが実際現実に存在するタイプだ。ミス・アンフリー…いるいるこういう人。カーミラ、ネヴィル、ケイ、トマス…。で、犯人もよく聞くタイプ。まさかあの人が…みたいな。こういう人は本当に怖い。最後は脆さをみせたけど、この系統の実在の人物はどうなんだろう。で、好きなタイプではないけど気の毒なのがケイ。いい笑い者じゃないか…。マクワーターとバトル警部はお見事でした。