ジャック・リッチー著 小鷹信光訳
ジャック・リッチー作品です。実はかなり好き。この短篇集は発表年代別に構成されています。作品の変化を御堪能下さい。で今回の作品集のお勧めは「洞窟のインディアン」一番最後に掲載されている作品で、他の作品の軽快さの後だとかなり雰囲気の違いに驚かされます。(この作品は未完で息子さんが手を入れられたものです。)何というか締めくくりに相応しい作品と感じました。死に場所を求めて逃避…主人公にめちゃ共感してしまいました。他「カーデュラ探偵社」ものもあり、自分が殺した女の幽霊にできてしまった男の話「帰ってきたブリジット」も面白い。幽霊に嫁さん面されてますww ヘンリー&ラルフのシリーズもあり。〈びっくりパレード 〉というタイトルに相応しい内容となっています。