2014年5月18日日曜日

アントニーとクレオパトラ (新潮文庫)

シェイクスピア著 福田 恒存訳
 (カバー裏より抜粋)多様な事件と頻繁な場面展開を用い、陰謀渦巻くローマ帝国を舞台に、アントニーとクレオパトラの情熱と欲情を描いて四大悲劇と並び称される名作である。

 アントニーが実に人間らしく描かれている。強さと弱さ、海戦の最中、女の尻を追っていくなんて本当に情けなくてそして人間臭い。シーザーは逆に魅力を感じないな。主役じゃないから仕方ないか。クレオパトラは…ここで描かれている限りは根っから女といった雰囲気。実は国を守るために…という話もあるけど、シェイクスピアの戯曲の中ではの印象。私は面白かった。今時の人にはどうかな??