2012年6月2日土曜日

プロディーの報告書 (岩波文庫)

J.L.ボルヘス著 鼓直訳
(カバー裏より抜粋)「鬼面ひとを脅かすバロック的なスタイルは捨て…やっと自分の声を見いだした」ボルヘス後期の代表作。

 ボルヘスにしては読み易い…というか分かり易い。でも、ボルヘスの持つ香りは残っていて、私は好きだけど。もしかしたら抵抗を持つ人もいるかもしれない。
 「じゃま者」は別の本で読んだ気がする。「ロセンド・ファレスの物語」連作の最期かな。そうだったのか…という感想。今までボルヘスは分かりにくいと思っていた人でも大丈夫だと思う。