2010年9月17日金曜日

きまぐれ体験紀行 (角川文庫)

星新一著
星新一のアジアを中心とした旅行記。

 ソ連、東南アジア、香港、韓国を巡る旅。ソ連の小説は純文学とSFだけ、は驚いた。SFはアリか。アメリカと競争していたし、小説であろうと科学への発想は貴重と考えたのかな。フィリピンの心霊治療も面白い。実際体験しようとする姿勢がすごい。私は興味はあるけど、挑戦する度胸はないから。一応星氏は手品の類いだろうと述べてみえる。ただし非難はしてみえない。私も星氏の理論に納得。他にも占い等いろいろ体験してみえる。ただ、昭和56年以前の旅行だから、その辺を差し引いて読んで下さい。