W・アーヴィング著 吉田甲子太郎訳
各地の風習や伝説を集めた一冊。スリービー・ホローの元ネタが収録されている。
とりあえずタイトルを「スリービー・ホロー」に変えられなくてよかったな、と。日本の出版社ならやりかねないから。各地の不思議な話や風習を、著者がロマンチックに歌い上げているといった感じ。個人的には「幽霊花婿」が好きかな。何となく他でよく似た話を読んだ気がするけど。「ジョン・ブル」もいい。映画で有名になった「スリービー・ホロー伝説」、原作とはいえない。原案かな。短いお話。主人公はかっこ良くはない。…というか首切られてるし。