金田鬼一訳
第5巻には59話、聖者物語、断片( あらすじだけの作品もあり )、グリム兄弟遺稿中の童話と題されたものが収められています。
後半の児童の読む聖者物語、神様ひどすぎ。平気で人を殺す、というか天にお召しなる。キリスト教徒には神の元に召されるのが一番の救いとはいえ、なんとなくだ。というか、グリムの時代の人はこの話に納得していたのか? まあ、日本の今昔物語でも着ている衣服までお釈迦様に差し出す話もあるし、時代ということにしておこう。もちろん普通に救われるお話もある。
マイナーなお話が多いような気がした。私が知らないだけかもしれない。