アイザック・アシモフ著 池 央耿訳
男性だけのクラブ黒後家蜘蛛の会のメンバーの素人探偵、でも真相を言い当てるのは給仕のヘンリーだった。
アシモフについて、SFの作家程度しか知らなかったのだが、幅の広さにびっくり。博識、多才、多彩だ。しかも面白い。解決までのパターンが決まっていて、水戸黄門のような心地よさ。私は推理小説は苦手なんだけど( 途中でわけが分からなくなる )、短編で理解しやすい。ただ「ヤンキー・ドゥードゥル」のような作品はわかりづらい。歌が出てきているので、こういうのはネイティブな人でないと厳しい。アメリカで出版された小説なので仕方ないのだが。