2010年6月21日月曜日

まぼろしの市街戦 (1967 フランス/イギリス)

監督 フィリップ・ド・ブロカ  20世紀フォックス
コミカルでロマンチックな反戦映画。精神病患者が、戦争で誰もいなくなった街へ繰り出す。

 反戦映画というけど、別に気にせずに楽しめる。皮肉っているというかバカにしているというか、表現が軽いので、戦争映画・反戦映画が嫌いな人でも問題ないと思う。この映画を初めて観たときは、反戦とか全然思わなかった。戦争を皮肉った楽しい映画だなと。私が街とみんなを守ろうとする主人公のイライラに対して、患者たちの楽しそうなこと。一時の夢の世界。人生も夢。でも、決して街から外には出ては行けない。そこは現実だから。で、イギリス兵のスカート、実戦でもはいてたのだろうか。足下が無防備。
 映画としては単調。盛り上がりは期待してはダメ。メリハリを期待する人は観ない方がいいと思う。私はこのメリハリの無さが好きなのでOKだけど。
 で、廃盤になっていたのが再販されて購入したのだが、エコケース何とかしろよと言いたい。廉価版のDVDなら文句は言わない。でも、これ高いし!!通販で買ったんだが、ケースが凹んで湾曲していて、中身凄い不安だった。