都築響一著
まさしく日本の珍名所案内。なぜ日本人はギリシアとモアイが好きなのか、考えさせられる一冊でもある。意外と地元も掲載されていたりして。私のご近所もあった…。
奇妙なもの一杯、写真眺めているのが楽しい一冊。失礼な物言いになってしまうけど、切れている人は凄い。奇妙な物を作るエネルギーが羨ましい。とことん突き進めるって素晴らしい。…近所に住みたくはないけど。ミロのヴィーナス、ストーンヘッジ、モアイ( これなんで多いんだろ、日本人なら埴輪だろ )等たくさんあるけど、今から何千年後の考古学者の頭を悩ますのではないか、なんてバカなことを想像する。石は残るからね。あと、関西はエロ多い。やたら男性器を祭ったのがある。
個人がやっているのは笑っていられるけど、公共機関がやっているものは微妙な気分。ふるさと創生資金、バカな使い方してるとこもある。町おこしって死亡フラグかも。金の延べ棒等は潔くて宜しいと思う。売り時を間違えるなよー!
この本を見ていて行ってみたいと思うけれど、どうなんだろう。実物見て楽しめるかな。本は面白く編集しているから…こうやって余計な事ごちゃごちゃ考えるから突き進めない小市民なんだ、私…。
これは1990年代後半に取材されたものが大半なのだが、今はどうなっているのだろう。私のご近所は残ってるから、観光地は残っているかな。北海道の自動車の中の公衆電話は流石になくなっただろうけど。秘宝館は絶対残っていると信じている。あれがなければ日本の観光地は名乗れないと思う、思うだけ。