2010年5月19日水曜日

治療文化論 (岩波現代文庫)

中井久夫著
精神医療の概念、及びその考察。

 シャーマンと精神科医との協力体制というのは面白い。お祓い、エクソシスト等等バカにしてたけど、ちゃんと意味がある行為なんだ。あと某宗教の教祖について述べられていた。一線を越えてしまったのか…。たぶんこういう人は今も存在するんだろうな。教祖となるか、狐憑き、精神病とみなされるか、運次第?!
 日本の精神病理は力一杯西洋型に爆心している印象を持った。精神病な自分に酔っている人もいるし。
 著者の本は私の頭では難しい。理解した気になっていてもうまくまとめられないのはわかってないのだ。でも、面白いから読んでしまう。