ゲーテ著 相良守峯訳
第二回ローマ滞在編。
下巻は思想に関したことが多くなっている印象を受けた。あと仲良しと思われていた人たちへの不満がちらほら。人間だから仕方ないか。適度な距離は必要だ。謝肉祭の模様が述べられているが、とても面白い。これがこの作品のメインディッシュといってもいいぐらい。めちゃくちゃだ。とても楽しそうだけど、怪我人、死人、ケンカ、殺人が大量発生しているのでは?
読んでいて、とても人に恵まれている人だという印象を持った。みながゲーテに良くしている印象を受ける。才能も魅力もある人物なので当然だろう。でも私はひねているので、何か理由があったのでは?等と憶測してしまう。あくまでゲーテからの視点だし。