古い時代の解剖図等に惹かれて買った。人間の機能は本当によくできているんだ、と改めて感じるとともに、物質でもあるんだとも思った。この自分と思っているものも、脳による機構の一つなんだ。あんまり深く考えたくない。
p96の白宜洛氏の作品、分かりやすくて好き。テーマも一般人に身近で、考える事も多い。あとp139で、1850年代に日本で乳がんの手術が行われていたことに驚いた。でも、絵の方は大量出血なのだが…。p179の義足、不思議な感じ。小説や漫画に出てくるサイボーグのようだ。これは褒め言葉。とてもいいと思った。p157からの写真、赤ちゃんは見るのがつらい。被写体になった人たちの安らかな顔が救いかな…。
他にもいろいろ興味深いものが多々ある。 面白かった。