2010年4月22日木曜日

ブラウン神父の秘密 (創元推理文庫)

G・K・チェスタトン著 中村保男訳
ブラウン神父の探偵譚。

 アメリカ人、ぼろくそ云われているような…。著者が云いたいことも理解はできるけど。「マーン城の喪主」が面白かった。成り代わりだなとはすぐ分かったけど、最後が良かった。p267「あなたがたは、ご自分の趣味にあった悪徳を許したり、体裁のいい犯罪を犯罪を大目に見たりしながら、桜草の咲きこぼれる歓楽の道をずんずんお歩きなさるといい」全部を読まないと台詞の意味は理解できないとは思うけど、私はちょっと考えるところがあった。