2010年8月7日土曜日

10の世界の物語 (ハヤカワ文庫)

アーサー・C・クラーク著 中桐雅夫訳
クラークの短編集。15篇が収録されている。奇妙な印象の作品が多い。SFなんだけど、人間に重点が置かれている。

 私の知識不足で理解できない作品があるのが悲しい。「思いおこすバビロン」オチはどういうことだろう。お気に入りは「幽霊宇宙服」ネコ可愛い。子猫と一緒に宇宙服着て探検したい。っていうか、妊娠チェックせずに宇宙へ連れてきたの?「軽い日射病」実際やったらどうなるんだろ?サッカーファンとかやりそうじゃない?偏見かな?審判の人はくれぐれも注意。ソロバン、クラークは知っていたのか。日本人でも知らない人、増えていそうだけど。
 作品全体に地味な印象がある。派手なSF求める人は避けた方が良さそう。