2010年7月26日月曜日

鳥 (1963 アメリカ)

監督 アルフレッド・ヒッチコック ユニバーサル
弁護士ミッチの屋敷に愛の鳥を届けたメラニーは、カモメに襲われる。それをきっかけに鳥は町を覆い、攻撃を始めた。

 云わずと知れた名作。何百羽という鳥が人間を襲う。笑い事じゃない。私の家の周囲は最近カラスが変な鳴き声して飛び回って、数増えてきているし。恐怖がものすごく身近。
 どうしても今から見ると思いっきり合成でセットもちゃちく感じるかもしれない。でも、それで質が損なわれる作品ではないと思う。人間のトラウマのようなものも描かれているのだけど、見過ごされ易いかも。私も昔からの批評を見ていなければ見過ごしていた。魔女狩りまでいくか、と思ったけどストップしてしまった。余分なものは削ぎおとしているのかな。
 といいながら、やっぱり突っ込みながら観てた。リディア、ダンの死体を見つけて、なぜ家まで行ってしまう?新聞王はさっさと娘の救出に軍隊出動させるように政府を動かせよ、定番通り保安官、町の人はなかなか信用しないな、とか。 結局鳥がなぜこうなったかの原因が今イチ。町に入り込んだよそ者…とかだと、サンフランシスコの時点で鳥が多かったのは?になるし。逆に原因なんて不必要なのかもしれないけど。で、原作の小説を読んでみようと思う。レベッカの原作者の作品なのか。