監督 ロナルド・ニーム パラマウント
ディケンズの名作の二回目の映画化。金融業者のスクルージの元に幽霊が現れ改心させる。
クリスマスに観るには良い映画だとは思う。私はかなりひねてしまっているので、うーんと思う部分もあるのだけど。クラチット、子供生み過ぎ。生活レベルに合わせて家族計画を立てるべき。でもティム可愛いからいいかな。借金している人、ここで帳消しになっても、また同じように借金繰り返すと思う。改心したスクルージ、破産するぞ。と、他にもチクチク突っ込みながら観ていた。過去・現在・未来から悔恨を誘うという設定はいいのだけど、地獄で苦しむから悔恨しろというのは好きになれない。時代も違うし、こんな風に見る映画ではないのだけど。
改心したスクルージの弾けっぷりは観ていて楽しい。甥夫婦に会うところとクラチット家にプレゼントを届けるところは顔がほころぶ。最後の〆もいいな。
映画としては盛り上がりも少ないし、退屈に感じる人はいるかもしれない。お子様と観るには良い映画と思う。