アイザック・アシモフ著 玉虫文一・竹内敬人訳
古代から20世紀まで、化学の歴史を紐解く。化学者の人物像ではなく、化学そのものの歴史に重点を置いている。正直、中盤から後半は読むだけで理解できませんでした…。理系ダメダメな私がなぜこの本を買ってしまったのか…。アシモフにつられて、つい。
知らない名前がぞろぞろ。理系大好きな中学生くらい向けかな。数学にしろ化学にしろ、長い間の積み重ねなのだと改めて考えさせられる。さて、今はどういう時代なのだろう?
ギリシャ時代、理論だけで突き詰めていくといのは今の時代からみたら「うーん…」だけど、そこから「原子論」が出てきているのだから恐るべし。錬金術って経済面から禁止されていたのか。金って希少価値以外ないってイメージあるものね。工業製品にも使われていたっけ。( 錬金術にしろタイムマシンにしろ、万が一開発されたとしても、困る人たちが多過ぎて消されそう) ローマはやっぱり理系に関してはダメダメのようです。キリスト教にとどめさされたか…。
海外の本は訳者によってかなり雰囲気変わるものだと、分かっている事だが、再度考えさせられた。訳者が悪いとかではないよ。SF系の訳者と学者系の訳者の違いかな。私の頭にあるアシモフ調とはかなり違った感じ。こういう時、原文読める英語力あれば、としみじみ思う。