ロラン・バルト著 宗左近訳
哲学の本。表現体と表徴について。
すみません、よくわかりませんでした。私が読むのは無謀だったようです。解説も読んでみて、何となくは理解できるのだけれど、この何となくがくせ者。大概理解できていない。ただ、著者の視る日本は面白い。これは昭和のころの日本だろうか。パチンコが取り上げられていて驚いた。どんなものも哲学になる。で、その項のp48の写真のタイトル「飼いば桶と公衆トイレ」。写真はパチンコの風景なのだけれども、何このタイトル?誤植?と思ったが、でも何となく合っているかも、とも思う。笑えました。所々で西洋との比較がされているが、違いを納得し理解できる。包みのところ、海外も包装はあるよね?贈り物とか大きなリボンとかのイメージあるけど。中身が大した事ないのはお互い様では?などとちょっと突っ込んだ。SMの緊縛も取り上げられている。確かにあれは縛りの美学で魅せるものだから、一つの包装かもしれない。( 中身は素晴らしいと思うぞ )残虐とは違うと思うけど。
この著作を読んで思い出したのは、牛若丸の「変」という本。あちらは哲学ではないのだけれど、何となしに頭に浮かんだ。