松村昌家編
イギリスの風刺週刊誌「パンチ」に掲載された風刺画の説明、そこから時代を見つめてみる…でいいのか?
説明がないと内容が分からない挿絵が多いけど、ブルーマーやクリノリン・スタイルは見たら理解できる。挿絵を見て説明を読んでまた見るとよくわかるし、楽しめる。漫画を読むようにとはいかないけど。
しかし、酷い時代だ。日本人は食にうるさいと言われるけど、これを見ているとうるさいくらいでいいのではないかと思う。体に入るんだぞ、安全第一だろ。政治はいつの時代も変わらない。
ジャーナリズムって、中立公平ってイメージを持たせようとしてるけど、いつの時代も結局偏っているのだと改めて感じた。
あと、編者=訳者なんだよね。こういう風刺雑誌訳すのって大変そうだ。時代の事を知らなくてはいけないし、英語だって全然変わらないわけではないだろうし。凄いなと思うのだ。