2010年3月21日日曜日

地下の国のアリス (新書館)

ルイス・キャロル著 安井泉訳
 「不思議の国のアリス」の元になったお話。

 あらすじは「不思議の国のアリス」とだいたい同じ。童話としての完成度は「不思議の国」のほうが高いけど、これはこれで淡々と話が進んで好きだな。言葉遊びはわからない…。ルイス・キャロル直筆のイラストが味わい深く微妙でいい!特にアリスが微妙。アリス以外は悪くないと思うのだが。アリスは本人の写真が付いている。とてもかわいいのになぜイラストになるとこうなるの?
 イラストはともかく、この本が初めはアリスのためだけに作られた本だったというのは凄い。最高の贅沢だ。素晴らしい製本だったのだろう。自分も作ってみたいな。