2010年3月23日火曜日

サロメ・ウィンダミア卿夫人の扇 (新潮文庫)

オスカー・ワイルド著 西村孝次訳
表題作の他「まじめが肝心」が収録されている。戯曲。

 戯曲なのでト書き以外は会話だけで進んでいくが、リズムがあってとても読みやすい。「サロメ」は悲劇なのに読んでいて楽しいのだが、なぜだろう。残り2編は喜劇なので楽しくていいのだけど。失礼を承知で書くと、深さがないのがいいのだと思う。えっ?お前が馬鹿なだけ?そうかもしれない。鍵になる物があって、うまく大円団に持っていってる。その過程が楽しい。強引というかご都合主義とも言えるけど、そのご都合主義も楽しめる。
 簡単なあらすじ「サロメ」は有名なので置いといて 「ウィンダミア卿夫人の扇 」は娘を捨てた母が娘を守ろうとする話、「まじめが肝心」は4人の男女を中心としたコメディ。