ラフかディオ・ハーン著 平井呈一訳
「耳なし芳一」「雪女」などの怪談が収められている。
小泉八雲の怪談は怖いというより、哀愁?うーん、違う、うまく言えない。バックに琴か笛の音が響いてきそうな感じ。解説では、この「怪談」は小泉八雲の創作といっていいと書かれていた。確かに伝承そのままだったら、こういう文章にはならないだろう。
今の時代からしたら子供だましと思われるかもしれないが、独特の世界を味わって欲しいと思う。
蟻の話、最後は人口問題まで話がいってしまっていて、ちょっと笑ってしまった。