金田鬼一訳
第3巻には54話、ハンス君、大活躍の巻。目玉がほじられる話も多い。
ハンス君が登場する話が多かった。うまくやったり、嫌な目にあったり。今巻は固有名詞が出てくる率が高いように思った。ハンス君があまりいい意味を持たないように、意味を持っているのかな。「ランプとゆびわ」という話、千夜一夜ではランプの精もゆびわの精も男だったけど、こちらは女。話の内容も違う。最後の「三人兄弟」は、親の跡を継ぐためにそれぞれ腕比べをするパターンなのだが、珍しく三人とも仲良く幸せに暮らす話だった。なぜいつも末っ子が幸せになるのかな。意味が知りたい。