2010年3月13日土曜日

黒後家蜘蛛の会4 (創元推理文庫)

アイザック・アシモフ著 池 央耿訳
男性だけのクラブ黒後家蜘蛛の会のメンバーの素人探偵、でも真相を言い当てるのは給仕のヘンリーだった。今巻はイレギュラーなゲストが登場。


  イレギュラーゲストの話がよかった。特に最後の「飛入り」。ヘンリー、怖い。第一巻でもだけど、絶対怒らせたらいけないタイプだ。「証明できますか」も面白い。日本では田中太郎とかかな。「フェニキアの金杯」、美術館などの展示品の収集方法、信じてしまっていた。あとがきがなければそのまま信じたままだった。っていうか、十分ありそうだし。アントワネットっていう時計だったか盗まれて行方不明だったのを、内緒で買い取ってなかったっけ?事実は小説より…。