ミッシェル・ロヴリック著 安原和見訳
世界中の変わった博物館の紹介。
タイタニックからゴキブリまで、世界のいろいろな博物館が紹介されている。どれも楽しそう。オンラインのみの博物館も紹介されているので、アクセスしてみるのもいい。特に気になったのは「変てこ消費者文化博物館」。アメリカ人の10人に8人は自分を環境保護主義者と思ってるって?脳みそ沸いてるな。「全米葬祭史博物館」、日本の霊柩車も展示されているようだ。あの車、葬式の音楽流すスピーカー、付いてたのか。
日本からは「目黒寄生虫館」と「伏見稲荷」がエントリー。「目黒寄生虫館」は一度行った事があるが、素晴らしかった。あの長ーい寄生虫が人間や動物の体に住み着いていると思うと…。あの展示物の前では半端な芸術なんて (笑) だ。まじで。で、「伏見稲荷」。正直 "え?" だったけど、よく考えれば狐が神様のお使いという設定は世界ではあまりないよね。日本では稲荷神社はたくさんあるし、狐憑きとかで畏怖の対象だけど。著者はアメリカ人だから "奇妙" に入るんだろう。
オンラインで誰でも博物館ができるのはいいな。もちろん実物を見るのが一番とは思うけど、写真を見る事ができるだけでも田舎者には嬉しい。私も何か集めてみようかと思った。