ヴィルヘルム・グレンベック著 山室静訳
北欧神話の本。オーディン、トール等が出てくる神話の他に、サガと伝説も収録。
北欧神話というとどうしてもファィアーエンブレムが頭に浮かぶ。その程度の知識ですとも。北欧神話は抄訳。訳者の解説にも述べてみえるし、もう一冊北欧神話の本持ってるけど、それに比べても少ない。まあ、文庫だし…。しかし、神様も酷い事してるな。我侭勝手傍若無人だ。
後半のサガと伝説、こっちのほうが面白い。でも「古い神々とキリスト教」はひたすらムカつく。自分たちの征服欲と暴力をキリストで化粧してるだけじゃん。キリストさんも迷惑だろうに。…と腹を立ててみる。内容はひたすらドロドロ。親兄弟で殺し合い。実際ありそうな話なところがいい。オーディンが魔法使いの使いっ走りにされてるけどなんかなー。